HOME >> 目次 >> 虚栗



イナカモン判別法


 私は、独自のイナカモン判別法を持っている。

 残念ながら、誰も同意してくれず、


 私が力説すればするほど、鼻で笑われている。




 その判別法とは、







 歩き方にある。






 人は歩くとき、荷物を持っているなどを除き、手を振って歩く。














 雑踏の中では、後を歩いている人に手がぶつかってしまう。












 前は自分の目があるから手の振り方を加減できるが、

 うしろは見えないから 混雑時には うしろの人に手がぶつかってしまう。

 何度も人にぶつかると、段々、手をうしろに振らなくなる。





 ここである。私のイナカモン判別法は。










 雑踏の無い

イナカモンは、手をうしろに大きく振る

2001.10.25記


目次に戻る